うたたねひつじ

日々のつれづれ。おそらく主に食事、読書、ガンダム、その他が話題になるかと。

ギフテッド

監督のマーク・ウェブの公開期間中のインタビュー記事を毎日新聞で読んでて、いずれ観たいなあと思ってた作品。驚異的な数学の才能を持ちながらも心は普通の子供と同じ7歳の少女メアリーの演技力次第、だから難しいと思ってた監督だが、演じたマッケナ・グレイスの力がすごい、という記事だった。

昨日観た。とにかくこのメアリーのキャラクターがとても魅力。あまりに数学の力がありすぎて教室で浮いてしまうメアリー。その才能を知りながらも果敢に向き合う担任の教師。大学で哲学を教えていたのに、やはり世界的な数学の研究者であった姉の自殺、その姉の才能ばかりを見ていた母から姉の娘、メアリーを守るために助教授の資格を捨て、別の町でボートの修理屋になった主人公。娘を失いながら、娘が挑んでいた現在の数学者にそびえる1つの大きな壁、その問いを解ければノーベル賞すら可能性がある問いにばかり目を奪われている主人公の母。

人柄もよく才能もある弁護士や主人公を気にかけているとなりの夫人などが黒人だったり、とある病院の出産シーンも黒人家族からだったり、表現がステレオタイプに思えたり、オチが?だったりしたので、まあ、この作品はメアリーの魅力に尽きる、という感じがしたがまあよい作品だった。