うたたねひつじ

日々のつれづれ。おそらく主に食事、読書、ガンダム、その他が話題になるかと。

幸せの教室

幸せの教室 トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ 2011年公開

愚か者の脳みそは、哲学を愚行へ、科学を俗説へ、芸術を衒学(げんがく)へと要約してしまう。ゆえに大学教育がある。(ジョージ・バーナード・ショー)

大学を出ていないために優秀店員の賞を何度ももらう優秀な店員なのに解雇された主人公が大学に通うことになった。出会ったのは教えることにやる気を失った大学教員。独特な雰囲気を持った日本人経済学者、バイクとおしゃれが大好きな女の子。金にうるさいけど人のよい隣人。そんな人たちに囲まれた主人公が大学に通う中、知識を手に入れ、流されて漂流していた人生に新たな価値を創りだしていく。

ありがちな恋愛物ではあった。履修科目は「スピーチ」と「経済学」、という冒頭の言葉とはちょっと違うものだった。だが、よい作品だった。

雑な発想だけど、白人の教育を十分に受けてない層がトランプ大統領の応援層というのが、この作品のイメージと何となく被った。