去年の12月に録画していたものを観る。
NHK、太平洋戦争の前から平成にかけて各地の民謡を収録したのか。
しかも一度戦争で途絶えたあと、昭和22年の再開の際の企画書まで保管されている。すげえ。
再開した最初の収録はアイヌの民謡。立ち会ったのは知里幸恵の弟、知里真志保と金田一京助。
もう二風谷でも祝詞のようなアイヌの言葉はあまり残ってないのか。
6時間に及ぶ100枚のアイヌの民謡を収録したレコードを復元。平取の音源は二風谷の博物館の学芸員がその内容を翻訳。釧路の音源は現地の教育委員会の現地の言葉に詳しい方が翻訳。登別では金成マツさんという方がユカラを学んだローマ字で膨大なノートに自ら書き残していた。更に金田一京助のもと、レコードに音源が残されている。
明治の旧土人保護法は平成にようやく撤廃された。