うたたねひつじ

日々のつれづれ。おそらく主に食事、読書、ガンダム、その他が話題になるかと。

キュアエコーと青山充。

プリキュアにキュアエコーというキャラクターがいまして。このキャラクター、かなり特殊なキャラクター。

キュアとつくのはプリキュアのひとりだから。でもテレビシリーズには出たことがない。

歴代プリキュアが総出演するオールスターズシリーズの第2シリーズ「〜のともだち」にしか今のところ出てこない。確か登場回数は劇場版の2回だけ。

プリキュアと一時的に対立したプリキュアに憧れていた転校したてで友達のできない普通の女の子が変身する。必殺技もなく、女の子向けドラゴンボールのような体をなすプリキュアの中で、戦う場面もなく、共に戦う仲間もいない。

プリキュアとともに戦う妖精たちの教科書の中にも出てこない。プリキュアを支える妖精もいない。そんなキャラクター。全体的な色も淡くて他のキャラクターに比べ存在感が希薄。

プリキュアなのに、商業路線に全くフィットしてなさそうなこれらの設定が妙に気になったのだが、ウィキペディアで見たら、デザインは青山充さんという方で、1976年のポールのミラクル大作戦からアニメーションに携われた大ベテランの方。プリキュアも初期から携われながら今までキャラクターデザインを担当されていなかった方。でも、彼がいたからオールスターズができた、という立役者。そんな方が唯一デザインしたプリキュアがキュアエコー。

なんだかそんな話を聞くと、キュアエコーの存在はとても重く感じる。