奥さんのお下がりの折りたたみ電動自転車をはじめて持って電車に乗る。
キュアエコーと青山充。
プリキュアにキュアエコーというキャラクターがいまして。このキャラクター、かなり特殊なキャラクター。
キュアとつくのはプリキュアのひとりだから。でもテレビシリーズには出たことがない。
歴代プリキュアが総出演するオールスターズシリーズの第2シリーズ「〜のともだち」にしか今のところ出てこない。確か登場回数は劇場版の2回だけ。
プリキュアと一時的に対立したプリキュアに憧れていた転校したてで友達のできない普通の女の子が変身する。必殺技もなく、女の子向けドラゴンボールのような体をなすプリキュアの中で、戦う場面もなく、共に戦う仲間もいない。
プリキュアとともに戦う妖精たちの教科書の中にも出てこない。プリキュアを支える妖精もいない。そんなキャラクター。全体的な色も淡くて他のキャラクターに比べ存在感が希薄。
プリキュアなのに、商業路線に全くフィットしてなさそうなこれらの設定が妙に気になったのだが、ウィキペディアで見たら、デザインは青山充さんという方で、1976年のポールのミラクル大作戦からアニメーションに携われた大ベテランの方。プリキュアも初期から携われながら今までキャラクターデザインを担当されていなかった方。でも、彼がいたからオールスターズができた、という立役者。そんな方が唯一デザインしたプリキュアがキュアエコー。
なんだかそんな話を聞くと、キュアエコーの存在はとても重く感じる。
なごりクリスマス。
うちは私が昨日も仕事だったのでクリスマスケーキは天皇陛下の誕生日に畏れ多くも頂戴した。
あんまり娘が甘いもの好きではないのでまだ食べそうなチョコケーキにしたが危惧したとおり娘にはまだ早いビターな味だった。
クリスマスのなごりを毎朝食べてる。
とはいえクリスマスは今日だけど。
クリスマスと言えばデビット・スーシェの名探偵ポアロのポアロのクリスマスや、ジェレミー・ブレット主演のシャーロック・ホームズの青い紅玉を観るのが子どもが生まれる前の我が家のならわし。残念ながら今は観なくなったけどやはり恋しい。
あとはたまにロバート・フルガムのとある男のひとにまつわる話を読みたくなる。いろいろなことに挑戦したけどいずれも失敗に終わって人生を終えた男。でも彼はひとつだけ、残せたものがあった。ジョン・ピアポイントさんの作った歌、ジングルベル。何気ないクリスマスの場面を描いたその歌は今も人々に歌われてる。そんな話。
信仰を持たない日本人だが、クリスマスも悪くないわな。
ちなみにうちは事情によりサンタさんは遅刻して今晩来るらしい。