うたたねひつじ

日々のつれづれ。おそらく主に食事、読書、ガンダム、その他が話題になるかと。

OVA版トップをねらえ!

ひかりテレビでトップをねらえ!をやっていたので少し前に録画した。ようやく先日観られた。といっても前半は辛いので「発進未完の最終兵器」の後半の第三艦橋が大破したくらいから。

で、いろいろと違和感があった。

セリフがなんだか間延びしているような。見知らぬ場面もいくつかあったので、以前のはテレビ用に編集されていたのかと思って観てた。

しかし決定的だったのが、最終話のキミコからの手紙。声が違う。

調べたらOVA版と劇場版がこの作品にはあったらしい。私が観ていたのは劇場版。

最初に観たのは読売テレビで昔やっていたアニメ大好き、というシリーズで夏休みの真っ昼間にいろいろと女の子の裸がばんばんでてくる作品をやっていた。ガルフォースとか、トップをねらえ!とか。小学校高学年頃だったと思うがドキドキしながら観てた。オネアミスの翼ウィンダリアなど、印象的な作品も多かった。押井守短編集とかもあった。

自分のオタク心を育んだ時間だったと思う。その時のトップをねらえ!はたぶんOVA版だった気がする。あれ以来観ていないノリコの科学講座も入ってた。

その後の深夜放送版で何度か録画したのは劇場版と思われる。話し方のテンポが早く、キミコの声が若い頃も最終話も同じ。

今回のOVA版、「お願い!愛に時間を」の中でユングがノリコと浜辺で語り合うシーンがあったり、最終話でお姉さまがキミコの娘、タカミも混じる沖女の教え子たちに千羽鶴を渡されるシーンがあったり、衛星軌道上までのロープウェイから、エクセリオンブラックホール化の影響を見るシーンとか、なるほどなあ、というシーンが多い。帰って来たガンバスターの中で出てきた千羽鶴がかねてよくわからなかったので、すごく納得。

それにしても宇宙でノリコの過ごした時間はたぶん1年くらい。その間に地球では20年以上の時間が過ぎ、同級生がみんな卒業し、大人になり、子供を作り、ついにはその子供に肉体年齢としては追いつかれ、同じ沖女の生徒になっていた、というのは確かにすごい話だ。キミコの手紙を読んでいてノリコが泣き崩れる背景がようやくわかった。

劇場版でも作品として好きだったけど、このSF要素盛りだくさんな感じ。とてもよかった。

 

ところで、「お願い!愛に時間を」のおねえさまの「敵機直上距離二万!」ってすごく言いやすい言葉の組み合わせ。てっきちょくじょうきょりにまん。なんか言いやすい。この回の敵の数が異常でやはりおもしろい。「集中砲火約三千!」とか。あの無敵っぷりはやはりよいなあ。