例によって録画していたNHKスペシャル。
今回はこの間放映されていたもの。
不快になるかなあ、と思ったらやはり不快な内容だった。
独断。兵士たちの命の価値を無視した判断。無関心。責任の押し付け。自殺の強要。秘匿。戦後の無責任な発言たち。遺された家族。無惨な戦い。敵を知らず己も知らない作戦。情報の歪曲と無視。何一つとして日本側でプラスな情報がない。逆にソ連・モンゴル側から見たらこれほど成功した作戦もないのかもしれない。それでも機械化した5万7千のソ連・モンゴル側に対し2万5千ほどの日本側が双方2万の兵士を失う、というのは日本側の奮戦が伝わる。
司馬遼太郎が陸軍のふるまいにうんざりし、執筆をやめた、という冒頭の話も頷ける。