毎年恒例になった友人との旅。たぶん10年以上続いてると思う。
旅は集合時間と集合場所だけ指示される。
18きっぷで行けるところへ。
今回は新大阪に8:50集合。
前回は輪行だったが、折り畳みとはいえ、20kgの電動ではなかなかに苦しく今回は自転車はなし。
新大阪集合だったが、行き先は大阪乗り換え。丹波篠山口へ。行き先は篠山城下町。
駅からはバス。なのだが、西口に出たところ、バス停の時刻表に何も書いてない。となりの高校行きのバス停では時刻表で朝8時台に一本だけ。そこで二人が固まる。反対側の出口に行ってみるとちゃんとバスは留まっていた。しかも発車間近でけっこう混んでる。
着いたのは11時頃。まだ早いがこの先も予測できないので、停留所近くのお店へ。
猪丼に山の芋をかけたものにしいたけ汁。
その後、篠山城へ。
徳川家康が豊臣家に対抗するため、中国地方からの援軍を防ぐために1600年代はじめに建てたらしい。その後は松平氏の城となった。明治期に廃城となったのち、再建された城とのこと。堀は広くなかなかに大きい。
見張らしもよい。
大書院が見学できるそうだが、毎年、年末訪問で例によって今年もこの手のものに観られるわけもなく。
城の見学後は城の近くの街並みをふらふら。
観光地として成立しているらしく、街並みもきれいで観光客も結構多い。こじゃれたパン屋さんなども。
その後は駅へ戻るためバス停に向かうことにするが、山を越えるルートを選んだところ、途中で地元の人に、昨日、杉を切ってもらったところなんで、道がないかも、と言われる。
確かに道がない。すぐに道にたどり着いたが、手袋が杉の花粉だらけ。
ひとしきり登った先で普通の道がない。
建物の間を入る感じで抜ける。
その先には神社。
建築計画は順調らしい。
毎年のことながらこの時期は初詣準備に余念がない。
毎年相撲大会で負けてしまう地元の力士の代わりに出た力士がお稲荷さんの名前で負けずぎらいの神様たちを祀ることになったらしい。
お土産屋さんで買った山椒味噌の黒豆入りはとてもおいしく、酒のおつまみにぴったり。
帰りに寄った地元のスーパーはあまり目ぼしいものはなく。
ネタ切れ気味と友人は言うが大したあてごあるわけでもないものの、よい雰囲気の程よい遠くへひと気の少なくなった年の瀬の町をふらふら歩くだけで本当に安らぐ。ありがたいことです。