『世界の中心で愛を叫んだけもの』しか読んだことはないが、とてもおもしろかった。テレビドラマもいろいろと書いてた人なんだなあ。
果物の季節。
何かとどんな季節も果物はあるけど、紅玉と柿のこの色を見ると、秋は実りの季節やなあ、と月並みな言葉が浮かぶ。
なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか
山本崇雄 日経BP社
都立両国高校・中学校の英語の教員である著者がたどりついた教えない教育の実践の記録。
当初は荒れた学校で教えていた著者は、両国高校に着任後、最初は丁寧な英語教育に取り組んでいた。イギリスに研修に行き、実演したところ、「教えすぎている」という指摘を受けた。反省し、いかに教えない教育にするかを取り組み、今ではほとんどの時間は生徒たちが試行錯誤をしながら学んでいる。席は固定せず、ペアはすぐに代わりながらワークに取り組む。英語は比較的苦手な生徒も、比較的得意な生徒も互いに教え学び合うことで成長する。
ワークシートも真ん中に単語を書いただけ。生徒はそれを辞書や話し合いで埋め、一番よいものは、翌週コピーして配られる。
とても工夫した授業展開でとてもおもしろい。