若松英輔 文春新書
須賀敦子、舟越保武、原民喜、孔子、志村ふくみ、など、14人の生き様とそれぞれに歩く、彫る、祈るなど、象徴する行為を重ねて解説された一冊。
ブッダのくだりをこの間読んだビジネス書で知り、買って読んだものの、そのくだりがなんだったか、忘れてしまった。
でも一人ひとりの内容がとてもよくて、知らない人が多かったが、へえ、そんな人がいなとか・・・と感心することしきり。
戦争、ホロコースト、原爆、ハンセン病、など辛いできごとと向き合った人々を描く話が多いが、だからこそその強さや真摯さに感動した。